尾八白様♯9
そして、部活の時間がやってきた。
尾八白様も交えての部活なので、種目は簡単な物という事になった。
「魅音、結局なににするんだ?」
「うーん、なんかピンと来るのが無いんだよねえ……」
簡単な物と一口に言っても、単純なルールのボードゲームやら、カードゲームやら、色々ありすぎて簡単には決まらない。
「普通にトランプとかではいけませんの?」
「うん、トランプなら6人でも大丈夫じゃないかな、かな?」
「はい……トランプなら尾八白様もできます」
トランプか、俺が最初に部活をやった時の種目もトランプだった。
あの時の事はよく覚えている。
「うーん、じゃあトランプにするかねえ」
「俺の時のガン牌トランプはもう二度と止めてくれと切実に申し上げますが、魅音殿?」
「はいはい、解ってるよ圭ちゃん」
流石に尾八白様にまであのルールでやれとは言いたくない。
「じゃあ、スピードで総当り戦はどう? 勝利で一ポイント、敗北でマイナス一ポイント。全部で5回戦、最大で+5点、最低で-5点。罰ゲームは……そうだねえ、これを着て貰おうか!」
そういって、魅音が取り出したのはエンジェルモートの制服。
異様にある方面からの人気が高い、あのエンジェルモートの制服だ。
これでこの勝負、絶対に負ける訳にはいかなくなった。
そして、試合開始。
なんだかんだで試合終了。
長くなるので割愛するが。
結果から言えば、圧倒的な強さを見せた魅音と。
魅音の強さに匹敵する運を見せた尾八白様の二人勝ち。
魅音はレナにしか負けず、尾八白様は魅音にしか負けなかった。
最下位は、梨花ちゃんだった。
素早い動きが必要なこのゲームはあまり得意ではなかったらしい。
と言う訳で、栄光のエンジェルモート服は梨花ちゃんが着る事になった。
サイズが合わなかったので、メイド服に変更になったが。
……それにしても30秒足らずで一回戦終了って、なにがなんだか解らないよ、みんな。
| 固定リンク



コメント